バッテリーの交換方法
バッテリーを外す前の注意点
- バッテリーを外すということは、全部の電源が切れるということなので、バックアップも切れるということです。
どういうことかと言うと例えばラジオのチューニング、カーステレオの時刻、時間、サウンド設定、イコラーザー設定など記憶が消されてしまいますので気を付けてください。
- 車のボディーにはバッテリーのマイナス端子(ボディーアース)により電気が流れている状態です。なのでプラス端子を外そうとスパナ工具をかけ、その端が車のボディーに接触した途端「ショート」します。
- 「ショート」すると最悪車両に内蔵されているコンピューターの破損につながります。順番を守れば大丈夫ですが、作業に自信のない方は販売店もしくはディーラー、整備工場へ依頼してください。
データーを消さないでバッテリーを取り換える方法はあります。
「メモリーバックアップ」という製品を使えばバッテリー交換時、バッテリーを外しても車のメモリー(時計・オーディオ・ナビゲーションの設定・コンピューター等)がリセットされずに済みます。
ラインスタンプ→Blues Cat
バッテリーの取り外し
- ターミナルのマイナス端子をネジを十分緩めて端子が軽く左右に動く程度に外します。注意点として「ショート」を防ぐため工具の端をプラス側に接触しないようにしてください。外した端子は布などで結んでおくと安心です。
「ショート防止2wayレンチ」を使えば楽ちんです。
- ターミナルのプラス端子をマイナス端子と同様に外します。
- バッテリーを動かないように抑えているブラケット固定バーのナットを緩めます。
- 全部バッテリーについているものがフリーになったら、バッテリーのプラスとマイナス端子の位置や向きなどを確認しておきます。
- ゆっくりと配線に引っかからないように慎重に車体から取り外します。大きさの割に結構な重さなので落とさないように気を付けてください。
- バッテリーを外したら、バッテリーを乗せていた受け皿にごみなどがないか点検し、清掃してください。
バッテリーの取り付け
- バッテリーのプラスターミナルとマイナスターミナル向きを間違えないように慎重に新品のバッテリーを入れていきます。
- 位置が決まったらバッテリーを抑えるブラケット固定バーを取り付けネジを締めます。締めつけ具合はバッテリー本体を手でゆすって動かない程度にしてください。あまり締め付けすぎるとバッテリーの破損につながります。
- プラス端子を取り付けます。
- マイナス端子を取り付けます。
- 最後に各ネジの緩荷がないか再度確認の増し締めを行ってください。
※車両によってはボディーアースがプラスのものもございます。必ず車両の取扱説明書、作業手順書をご確認下さい。