メダカの学校(いろんな視点からメダカを学びましょう)
メダカの由来
- メダカ「目高」と書き、高い位置に目があるように見えることからその名前が付きました。
- しかし呼び名に関してはメダカはもともと食用の価値がなかったせいもあり、共通の名前が必要がなかったため日本各地で呼び名が違いようで約5000種類の名前があるといわれています。
- メダカが貴族やお金持ちの観賞用として日本中に広まるにつれて18世紀頃「文献上」に乗り始めました。
- そのため江戸時代から、記録や言い伝えなどが文書になり、 研究がされ始め参考資料となる文書や書物のおかげで、メダカの生態が理解されました。また繁殖力が強いく、とても飼育しやすいということと、泳ぐ姿が愛くるしいのでペットとして人気に火が付きブームになり観賞用にメダカを買い始めつ人たちが増えて日本中に広がりました。
- しかし19世紀(江戸時代中期)に入ると鮮やかな色彩が魅力的な「金魚」がブームになり、メダカの人気は衰退していきます。
- このころの飼育方法は、水鉢の中に砂利などを敷き詰め、日本、中国に多く分布している多年草の「セキショウ」などを植え付け、浅く水を貼り、主に日本メダカである「クロメダカ」の観賞をして楽しんでいました。
- しかし最近は「外来種や農地改良」などの原因で、野生のメダカ(クロメダカ)は1999年に「絶滅危惧種2類」に指定されています。
メダカが世界へ
- 日本メダカは1823年にフィリップ・フランツ・バルタザール・フォン・シーボルト
- (1796年2月17日 - 1866年10月18日ドイツの医師・博物学者。標準ドイツ語での発音は「ズィーボルト」だが、日本では「シーボルト」で知られている。出島の三学者の一人。)によって世界に広まり愛され続けました。
現在のメダカ
21世紀に入りメダカの新種、「ダルマメダカ」「ヒカリメダカ」「楊貴妃」「紀州三色メダカ」などが登場して再びメダカブームが到来しました。
メダカの種類
- クロメダカ
- ヒメダカ
- アオメダカ
- シロメダカ(アルビノ)など沢山ありますが
その中でも日本メダカは黒メダカです。それ以外は観賞用に品種改良されたメダカです。
クロメダカ絶滅を防ぐ
- クロメダカは北海道を除き日本全国にいますがその地域によってメダカの遺伝子が違う為、同じ県内、市内でも、河川水系ごとに異なる遺伝型のグループが住み分けていることがありますので、違う遺伝子同士が繁殖してもうまく育たないことがあります。
- また生態系が変わるばかりでなく本来の日本メダカが絶滅の危機になりかねませんので、遺伝子汚染にならない為にも放流は絶対に止めて下さい。
日本のクロメダカのルーツ
メダカの分類
- 北陸地方と東北地方の日本海側に生息するキタノメダカ
- 日本全国に生息するミナミメダカ
これは昔、日本大陸が出来たころ日本の中心部分に高い山脈がありそこから北と南に分かれたという説があります。
メダカの繁殖能力
- メダカは、淡水から海水まで、幅広い水質で生活が可能で繁殖できるそうです。
- また水温の変化にも強く、生息場所の水温が真夏の直射日光の陽射しで上昇しても、一時的なら40℃近くまで耐えれるそうです。
- これは、メダカの体が小さく体重の割に体の表面積が大きいため、熱を外に出しやすく体の体温を下げているからと言われています。
- 低水温にも強く、真冬では氷が張った水底などでも、耐えることが出来る場合もあるそうです。