ストチュウとは?
酢と焼酎。略してストチュウ。
ストチュウは昔から利用されてきた定番の自然農薬です。
酢、焼酎、黒砂糖をミックスしてつくり、水で薄めて野菜にスプレーして使います。
ラインスタンプ → とっぴー
家庭で野菜を育てる場合によく利用される「病害虫予防」の天然素材の農薬です。
効果は短く、農薬には遠く及ばないので、効安全という最大のメリットは魅力的だけど必ずしも効くというわけではない。
EM菌を入れたストチューもありますが、あれとは別物です。
EMとは、農地や水環境の改善に威力を発揮する光合成細菌や、発酵型の乳酸菌、酵母など、自然界にいる人にも環境にもやさしい善玉菌の集合体です。
ストチュウの作り方
材料
- 500mlのペットボトル1本
- 酢‥‥(合成酢ではなく、穀物酢や果実酢)80ml
- 焼酎(20〜25度)‥‥400ml
- 黒砂糖(粉末タイプ)‥‥60g
出来上がりはこんな感じの色です。
黒砂糖は安くていいので溶かしやすい粉末タイプを
唐辛子を1本そのままペットボトルに入れています。
ジョウゴがあると便利です。100均一にあります。
ストチュウの使い方とは?
- 3日に1回のペースでスプレーしましょう。
- スプレーする際には、原液を水で500倍程度に希釈したものを使います。
- 葉の裏にもまんべんなくスプレーし、野菜の生育を促しましょう。
- 植えつけ直後から散布し、水やり代わりに与えましょう。
500倍希釈とは
スポイドを利用しましょう。(100均一にあります)
1滴が約0.05mlなので1mlは20滴。
なので2ml=40滴を⇒1リットルの水で薄める。
500mlのペットボトルなら20滴を500mlの水で薄める。
10倍を1リットル作るには、200滴を1リットルの水で薄める
ストチュウの効果とは?
材料に使う酢と焼酎には殺菌・抗菌作用があり、黒砂糖はミネラルの補給になります。
- 弱気味の野菜も元気を取り戻します。
- うどんこ病やベト病を予防する効果もあります。
- 私は人参の発芽時に不織布をして散布すると発芽しやすくなりました。
- 周囲にまんべんなくスプレーしておけば、病気が広がるのを抑えることが出来ます。
ストチュウミックスとは?
ストチュウに、竹酢液や木酢液を加えたり、ニンニクのしぼり汁やトウガラシを加えてミックスして害虫忌避効果、病気予防効果を向上させることもできます。また、コップに原液を入れとおけばヨトウガ捕獲に利用できます。
ストチュウ保管の注意点
- 発酵しているので、キャップがしっかり閉めてあると、発酵ガスが抜けずにボトルが膨張しますのでキャップを緩めておきましょう。
- 私はキャップに針穴をあけてキャップは完全に閉めています。
- 原液は余っても傷むものではないので翌シーズンに使うことができます。
- 野菜が丈夫に育てば、その結果として害虫被害を抑えられるメリットがありますよ。